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究』中央法規出版、1993年、41〜58頁。なお、日本型の第三セクターの概念については、前田成東「第三セクターの概念にかんする一考察」『法学新報』第100巻第5・6号、1994年等を参照。
6) Theodore Levitt,The Third Sector:New Tactics for A Responsive Society,New York:Amacom Press,1973.なお、同書は社会学者の佐藤慶幸によって翻訳されている。T.レビット(佐藤慶幸訳)『現代組織とラディカリズム:社会変革の新しい戦術』ダイヤモンド社、1975年。
7) T.レビット(佐藤訳)、同上書、63〜64頁。
8) 同上書、73〜74頁。
9) 同上書、87頁、
10) 同上書、91〜113頁。
11) P.F.ドラッカー(上田惇生・佐々木実智夫訳)『新しい現実』ダイヤモンド社、1989年。同(上田惇生・田代正美訳)『非営利組織の経営』ダイヤモンド社、1991年、同(上田惇生・佐々木実智夫・田代正美訳)『未来企業』ダイヤモンド社、1992年。
12) 原書は、P.F.Drucker,Managing The Non-Profit Organization:Practice and Principles,New York:Harper Collins Publishers,1990.上記の翻訳書の日本語版序文は興味深い。「いまも機能している最古の非営利機関は、日本にある。奈良の古寺がそれである。創立の当初から、それらの寺は、非政府の存在であり、自治の存在だった。もちろん、『企業』でもなかった。そして、今日、日本には、かなりの数の非営利機関、つまり、美術館、病院、私立学校、そして私立大学がある。しかも非営利のある領域では、日本は世界で最も進んでいる。あらゆる種類の産業団体である、…しかし、なおかつ、非営利機関は、多くの点で優れてアメリカ的な現象である。アメリカにはそれが数多く存在しているというだけではない。何にもまして、最も重要なアメリカの非営利機関が、他の国で見られる非営利機関のいかなるものともまったく異なる側面をもっているのである。…何にもまして、アメリカには、政府機関や企業においてフルタイムで働く人たちや学校教師からなるボランティア、すなわち、自分の余った時間の大半を使って、教会や、ボーイスカウト、ガールスカウトのようなコミュニティサービス機関や心臓協会のようなコミュニティの保健関係機関などのために働くボランティアが、基本的な要因となり、かつ、たいていは彼らが管理、運営しているという非営利機関が多数存在しているのである、」(抜粋)病院や教育機関を含めているのは非営利組織を

 

 

 

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